商品整備
ホンダNSR250R(MC16)初期型
名車再生の物語 Ver.?
▼ 全景
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▼ キック一発始動!
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▼ 整備風景 キャブの同調とってます
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「2ストクオーター」というコトバをご存知でしょうか?
そうです、
2ストロークエンジン搭載の250ccマシンのことを言います。
2ストロークエンジンとはピストン1往復につき1回燃料を燃やして駆動力を得るエンジンの形態です。
ピストン2往復につき1回燃料を燃やすのが4ストロークエンジン。このエンジンが全盛の現代では、もはや2ストは入手困難な機構でございます。
DE、この2ストエンジンは4ストエンジンで言う排気量400~500ccに匹敵するクラスとなります。
何せ、4ストの2倍の燃焼行程がありますので。
アメリカの様に「パリ協定」を脱退し、しかも鎖国政策でも採らない限り今後に復活することのないエンジンですから熱狂的な愛好者も多いジャンルです。
記憶の中以外にも本物の名車は確かに存在するんですな。
そして、このNSR250Rというマシンはその中でも伝説的であります。
「NSシリンダー搭載」という、何か甘美な響きがステキ。
1980年代は国内4大メーカーがパワー競争にシノギを削っていた時代です。余りにもパワー競争が白熱し過ぎまして業界自主規制として250ccは最大45馬力とされました。
しかし、技術を研ぎ澄まして45馬力を絞り出す4ストに対し、黙っていたら60馬力くらい出ちゃうのを無理くり45馬力にデ・チューン(減力)していた感のあるエンジンが2ストというワケです。
それ故に「2ストクオーター」という呼称が輝かしい響きをもっています。
(まあ、そもそも250ccで45馬力という発想がオカシイ。当時の軽自動車が40馬力くらいでしたよ (-_-;))←たまに出現する店主の良心
その当時、
スズキとヤマハに一歩後れを取っていたマシン開発に対し一発大逆転を狙って成功させた、ホンダの意地と執念がこもっているオートバイなワケです。
コイツはそのままちょっと弄るとレーサーになってしまう「マシン」です。
クランクケースには「HONDA RACING」の刻印があります。すなわち競技用車両とパーツの設計を1つにしていることを意味していると言われております、です (◎_◎;)
今回、1987モデルの名機をレストアするチャンスに恵まれました。
オーナー様が大切にされてきた機体で屋内保存されていたとのこと。磨けば光る良い状態でした。(磨かないと全く光らない状態と同義か?(;^_^A )
エンジンは7~8年前から不動状態とのことでしたが、キックは降りるし圧縮も充分あります。これならイケるというワケでレストアの血が騒いだワケです。
フォーク、前後ブレーキ、車軸ベアリングからオイルシール、キャブレター、タイヤ交換に至るまでほとんどの部位に手を入れましたよ。
フロントフォークにはヘドロ化した液体(減衰オイル)が、燃料タンクには真っ黒いヤニ(ガソリンの変質物質)が、クランクケースからは黄金色した異様な液体(ギヤオイル)が、ラジエーターからは砂利のような固形物を含んだジャリジャリな液体(冷却水)が。。。
いつも通り中々にカオスな状況が次々と立ち塞がるなか、奮闘努力の甲斐がありましたよ。
とうとう鉄馬の心臓に火が入りましたぜ~
完成まであと少しです⤴
長年動いていない機械はやっぱり劣化が著しいです。が、オーナーの愛情が注がれてきたオートバイは必ず復活します。不思議と ('◇')ゞ
このNSR250Rにはレブリミッターがないらしい...
どんだけ出せるんやろか?
試してみたいなー、NSシリンダーは丈夫だし。。。
いかん いかん イカン (◎_◎;)
アカンぞ、この悪魔の誘惑は...マジで。
むかし乗っていた方!体が後ろにひっくり返るような感覚、覚えていますかね?
⇒皆さまは動画で雰囲気を楽しんで下さいませ (◎_◎;)
それではご安全に。。。

HONDA RACINGの刻印!

モロ、RACINGキャブレター

排気チャンバーなんて今後見ることはないでしょう。