整備技術
前回の続きです。
キャブレターのスタータプランジャからの燃料リークによるカブリを疑い、徹底的に調査・清掃・給油を実施しました。
それでもエンジンは絶不調のまま。。。
キャブをエンジンから取り外してみるインマニに信じられない量のガソリン溜まりができています (@_@)
この間まで快調に動いていたエンジンが、今、燃料でジャブジャブになっております。基本に返って再度考察する必要がありそうです。。。
快調なエンジンは、以下の3つが揃っていることが条件です。
■良い圧縮
■良い混合気
■良い火花
圧縮は非常に高いし、キャブレターの整備もした。火花も飛んでいる。。。
ん?火花??
そうだ!同型車種の違う車両で火花の飛び具合を比べてみよう!
比べてみました。明らかに火花の飛びが弱い... か細い (◎_◎;)
点火系で壊れやすい順序としては、第一位:イグナイター、第二位:ピックアップコイル、第三位:イグニッションコイル となります。
イグナイターは交換しても同じ症状が出るし、ピックアップコイルの抵抗値は正常でした。
と、いうことはマサカまさかのイグニッションコイル!?これって消耗品とは言っても中々壊れたりしません。
DE、イグニッションコイルの抵抗測定をしました。1次コイル側は2Ω程度のハズレ(まあヨシとしましょ)、2次コイル側では思い切り異常値が出ました。。。
モノの解説によりますと、
「イグニッションコイルの2次コイル抵抗値が非常に高い場合、コイル内部の断線や巻き線に損傷が発生している可能性があり、コイルの劣化が進んでいる状態です。この状態ではエンジンが高電圧を発生できないため、エンジンの始動不良、加速の際の出力不足などの症状が現れる可能性があります。症状が進行するとエンジンが始動しなくなるため、速やかに点検・交換が必要です。」
しかも、
金属は熱すると抵抗値が上がる性質があります。電球などは小さい電流でか細く点灯させるときは抵抗値が低いのですが、電流を多くして発熱量が増えると抵抗値が大幅に増大するんです。
※これを『正特性』といいます。温度センサーなどは温度が高くなると抵抗が低くなる「負特性」サーミスタを使用しています。
(ですから、電球はその車種に設定されたW数のものを使わないと、ウインカー等は点滅速度に異常が出るのですね。適正電流を流したときに計測される抵抗値で電気回路が設計されているのです。)
DE、モノの解説はこうでした
「イグニッションコイルが熱を持つと抵抗値が非常に高くなるのは、内部の配線やコイルの材質が熱によって電気抵抗を増大させるためで、これはコイルの劣化や不具合のサインです。この状態になると、点火不良や失火、エンジンの不安定なアイドリング、加速不良、燃費の悪化といった症状を引き起こし、最悪の場合はエンジン始動困難や走行不能になる可能性があります。」ですと。。。
確かに、数キロ走ると動かなくなる現象も符合しますよねぇ (◎_◎;)
コイルはエンジンの直上に設置されてるしなぁ。。。
イグニッションコイルは滅多に壊れない、との思い込みで油断していました。
今、コイルを手配しています。これで直ることを切に祈ります (´Д`)ハァ…

イグニッションコイルとハイテンションコード、プラグキャップ
この中を2万ボルトが駆け抜けます。。。

スクーターの可愛いイグニッションコイルです^^
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