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11月 28, 2025
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V-maxレストア記 その3
ガソリン漏れの話
V-maxは一進一退ですが着実に仕上がってきました⤴
前オーナー様が大切にされていたことが伺える車両ですが、やはり絶版車。
いろいろな見えない不具合を発見しては潰しております。
■1番キャブレターのバキュームピストンバルブの故障
■4番キャブレターからの燃料漏れ
■フロントブレーキの引きずり
■リアブレーキのピストン固着
■フロントフォークのオイル漏れ
■シフトチェンジペダルのストッパEリング&ワッシャー脱落
■タコメーター故障
おそらく定期的な点検整備は為されていたのでしょう。年数も経ち明かに調子が悪くなってきたので....
と言う感じで手放されたのではないかと。
でも、このオートバイには素人整備の痕跡が全くありません。ネジが壊れているとか違うボルトが入っているとか、誤った組み付けとかの、ですね。
で、やっぱりチカラを入れて喋りたいのがゴム系部品のお話なんです。
ガソリン漏れの原因はキャブレターに使用された直径6-7mmのOリングでした。
興味深いことに、1番・2番のキャブは程度良好、3番はギリギリセーフ、4番はアウトでした。これって部分的に交換してきたのかどうか。一般的には4つ全部を同時交換するんですけどね。アウトなOリングがトップ画像です。
絶版車の生存に地味にとても重要なのがゴム・樹脂系パーツなんです。これらはその時点では大丈夫と思っていても、次の日に突然に壊れてしまう...
Oリングなんて100円とか200円のパーツなんですが、交換するた為の工賃が数万円掛かるということは往々にして発生します。キャブレターのオーバーホールなんて4気筒車だと3万円近く掛かりますから、前オーナーさんは予防整備の観点ではメンテを考えなかったのでしょう。
でも、燃料系の部品は壊れると大変です。何せガソリンを使いますからね。
ガソリンとは、着火温度は高いが引火温度はとても低い強撚性物質でゴザイマス。
引火点は-50℃の極寒地点でもライターで火が燃え移りますし、火種がないと500℃くらいまで発火しません。ですから、熱いエンジンにタレても直ちに発火しないとかあって、ガソリンは漏れても気付きにくいのです。ところが、静電気などの火花が散ると真冬の氷点下でも一気に爆発的燃焼をします。
そのカギを100円の部品が握っております。分解整備をしないとこれらの部品は交換できないことが多く、放置されがちになります。
それが突然寿命を向かえて、走行中いきなりボワーンと燃え広がるのです。
今回、V-maxでスゴク関心することがありました。タンクとキャブレターをつなぐ燃料ホースに製造年月日が明確に印字されていたのです。他の車両で良く見るのは製造コードのような記号番号で、これは日付だ!と一目瞭然なのは初めてです。
このオートバイの燃料ホースの製造日は2000/12/1でした。2001年式の車両ですから新車から今迄に交換されてこなかったのが解ります。エンジンの高熱に絶えず晒されながら20年以上も耐えたメーカーの技術力に敬服しましたが、それにアグラをかくと大変危険だと改めて考えさせられたのでした。
このOリングも20年壊れずにきて「最近やっと壊れた」のでしょう。壊れる予兆がないということは非常に怖いことだと思って頂ければこのブログを書いた甲斐がゴザイマス。。。
予防整備が重要かと。
最後に、、、
余談ですが、今回交換した新品ホースの製造年月日は2023/7/3でした (◎_◎;)
2008年生産終了車ですが2023年時点で製造して頂けておりますのは、ヤマハさん流石です^^
2000-12-01製造の燃料ホース。
まだ使えますが、いつ裂けてもおかしくない状態です。
弾力はまだかろうじて残っています。
今回交換した2023-07-03製造の燃料ホース(新品)
見た目からして瑞々しく弾力があります。
V型4気筒用キャブレター
これを全部バラバラに分解してゴム部品を交換します。
ふだん出来ない重整備です^^
キャブを戻しての同調調整。
このオートバイの同調は大変デリケートでメンドクサかったです (;^_^A
自己紹介
バイクガレージDEMOTAの店主です。 バイクの話を中心に、たまにバイク以外の話も書いていきます。 すべての話に「おみや」をご用意しています。是非読んでください。
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