ハイオクガソリンってなーに?
業界ネタ技術
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ハイオクガソリンってなーに?

ちょうど1か月前の4/28に“点火と着火”についてお話しました。

今日は点火の話にクローズアップして少しお話を。
我が国にはレギュラーガソリンとハイオクガソリンの2種類があります。
『レギュラー仕様にハイオクを入れたらパワーアップする?』『ハイオク仕様にレギュラーを入れたら壊れる??』という質疑が頻繁に見受けられます。

【結論】
Q;レギュラー仕様にハイオクを入れたらパワーアップする?
A;出力特性においては何の変化もおきません。
Q;ハイオク仕様にレギュラーを入れたら壊れる?
A;高回転、高負荷、高温時にエンジンが壊れる場合があります。

以下、逐条解説です(笑)
ハイオクは着火点(温度)を高くするものです。オクタン価が高い=ハイオクと呼ばれます。
■点火 = 他の熱源により火が付く(火が移る)
■着火 = 可燃物自身の蓄熱または発熱から自然に燃え始める
と4/28に説明させて頂きました。

ガソリンエンジンでは、点火以外のタイミングで勝手に自己着火した燃焼のことを異常燃焼(爆発)と呼び、これをノッキングと言います。
そこで、オクタン価を上げて“着火”性を悪くすることで異常燃焼を防止します。
『ハイパワーエンジンなのに火が付きにくくなる燃料を入れる??』とお思いの皆さまは多いと考えます。
ハイオクは“ピストンを押し下げる燃焼圧力”を高くするクスリではないのです。
つまり、燃焼パワーをあげる燃料ではありません。
ハイパワーエンジンでは高温・高圧縮・高回転・高負荷の状況が長くなるため、スパークプラグでの点火以外に勝手な“自己着火”が起きやすいので、それを着火しにくいようにしているのです。
《ここからが更に大切↓ 》
レギュラーでもハイオクでもガソリンのスパークプラグ“点火点(温度)”は変わらないのです。
ですからレギュラー仕様のオートバイにハイオク燃料を入れても、残念ながら出力には何も変化は起きないのです。(悪影響もなし)
反対に高温・高圧縮・高回転・高負荷にさらされるハイパワーエンジンに着火点(温度)の低いレギュラー燃料を入れると、自己着火によるノッキングの嵐が吹き荒れる環境が多くなってしまうということでゴザイマス。

まとめ
■ハイオクガソリンは燃焼圧力増強剤入りガソリンではない
■ハイオクもレギュラーもスパークプラグの火花から同タイミングで火がつく
■レギュラー仕様のエンジンにはそもそもノッキングが起きにくいので、ハイオク燃料を入れた時の効果は機関内部への洗浄力が増すくらい
■低温・低回転・低負荷時はハイオク仕様にレギュラーガソリンを入れても大丈夫

※ガソリンは各車両ごとに指定されたものを入れましょう
自己紹介
バイクガレージDEMOTAの店主です。 バイクの話を中心に、たまにバイク以外の話も書いていきます。 すべての話に「おみや」をご用意しています。是非読んでください。
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