雑ネタ
命綱とは、この世とあの世の境目に跨っての綱引きかも
ヘルメット雑談
ふと、2017年7月15日のことを思い出しました。
40年間オートバイに乗ってきた中で最も大きな交通事故に遭遇してしまった日です。
DEさんはヘルメット&全身プロテクターのお陰でこの世に生還できました。
なので、今回はヘルメットについて書いてみようかと思います。
どのヘルメットがお奨めとか、どの規格が優れているといったお話ではありませんので予めご了承くださいませ。
昔から日本にはショウエイとアライという2大メーカーが市場で大きな割合を占めていました。
よく、自分のアタマの形がアライ向き、ショウエイ向きといった会話が為されています。フィッティングは非常に重要な視点です。
皆さまも通販ではなくて実際にヘルメットを被ってフィット感を確認してからお買い求めくださいませ。このフィッティングが命の分かれ目になりますので。
DE、この2大メーカーの安全規格に用いているのが「JIS規格」と「スネル(SNELL)規格」となります。
いずれも世界的に著名なメーカーですから優劣は付けずらい高性能であることは解ります。
伝統的に
■ショウエイ:JIS規格
■アライ:スネル規格 となります。
各メーカーホームページには色々と説明がありますが、一言でまとめますと、
◆JIS規格
事故の時、ヘルメットが破壊されることで衝撃を吸収する。比較的軽量化が可能
◆スネル規格
事故の時、とにかく堅牢さを維持することで衝撃吸収性、安全性を保つ。そのため重くなる
壊れることで衝撃のエネルギーを吸収する、壊れないことで衝撃のエネルギーを均等に分散吸収する、との思想の違いにあるという気がします。
何せ、ヘルメットは一度大きな衝撃を受けたら再使用できないのがセオリーです。つまり、ヘルメットが割れようが割れまいが大怪我から身体を守ってくれるならそれで良いのですから^^
で、DEさんの事故ではヘルメットが割れました.。後頭部に大きな亀裂がありましたので後ろ向きに地面に落ちたのでしょう。
(このヘルメットはDEMOTA工場にお守りとして鎮座しております。。。)
結果、くも膜下出血2ヶ所、顔面挫創(30針縫合)、右脚腓骨骨折となり即入院となりました。
そして何故か3日で退院となりました。。。
ここで重要なのはヘルメットの“鮮度”です。ワタシの場合、購入後半年以内だったのが幸運でした。
5年使用後のヘルメットでは即アウトだったと思います。
あと今回フルフェイス型であったことですかね。これで30針でしたから、オープンフェイス型だったら顔面が完全に潰れていたに違いありませぬ (;^_^A
(たまたまの運ですから、オープンフェイス型を否定しているのではありませぬ。事故状況によってはフルフェイス型が原因で重篤な結果になることもあります。)
ちなみに、この事故の過失割合は 95: 5 で、DEさんの方が“5”でした。
オートバイは当然全損で即廃車に。。。
その後2週間で新しいオートバイの契約に行ったのでした (◎_◎;)
ブラックジャックのような顔面で折れた脚を引きずって...
地下鉄がバリアフリーでないことがホント恨めしかったです (# ゚Д゚)
ですから、オートバイ事故の割の合わなさをホネの髄まで実感しておりまして、それが今日の安全意識へのモチベーションに繋がっているワケでございます。
ご安全に~