オイル届かないぞ~ (◎_◎;)
業界ネタ雑ネタ
石油とナフサ不足がオートバイ業界へ与える影響

オイル届かないぞ~ (◎_◎;)

・・・
オイルがこない。。。ブレーキフルードが届かない、フォークオイルが足りない
結構ヤバ目な状況になってまいりましたね (◎_◎;)

原油ない、石油ない、ナフサない、
いや、目詰まりしていてあるトコにはある。。。
問屋がナフサを買い占めて売り渋りしとるんやー

なんかイロイロ話が出ております (◎_◎;)

先日、東京都整備振興会の会合に出席してまいりました。
事態は結構深刻でした (◎_◎;)
某外車ディーラーさんではオイルはアメリカから直送とか。なんか複雑な気分 (;^_^A

DE、今回はそもそもナフサとは何か、とその関係のお話です。

ナフサは燃料というより石油化学の原材料とのことです。また、ナフサはガソリンと同じで、さまざまな炭化水素の混合物と書いてありました。
つまり、ナフサという名前の単一成分があるワケではなく、とある沸点範囲で取り出される炭化水素(HC)混合物と考えると良い(らしい)です。
ナフサは「透明な液体」で、LPガス留分の次に沸点が低い軽い成分で、概ね沸点は35〜180℃の範囲と説明されています。
つまり原油を蒸留すると、沸点の低い順にLPG、ナフサ、灯油、軽油、重油などを分けて取り出せるという寸法です。
それゆえ、ナフサはかなり軽い成分で揮発しやすく引火性も高いのが特徴のようです。

【ナフサはどうやって利用されるのか】

まず原油を沸点ごとに分けて蒸留します。その中の軽質分としてナフサが得られます。その後、石油化学工場では更にナフサを高温の分解炉に通し、そこからエチレン、プロピレン、ブタジエン、BTXなどが作られるわけです。(しらんけど…)

ここが面白いところですが、ナフサはそのまま何かの部品になるのではないですよね。そもそもカタチが違い過ぎますもん (;'∀')

ナフサ ⇒ <熱分解> ⇒ エチレン、プロピレン、ブタジエン、BTX ⇒ <重合・反応> ⇒樹脂、ゴム、繊維、塗料、接着剤、電子材料
という流れみたいです。

うーん、色々と勉強を進めていくと、
ナフサとはオートバイを構成する石油化学部品の“入口”にあたるようです。

【ナフサは危険物でもある】

しかし、ナフサは引火性が高い液体で引火性蒸気を発生し、その蒸気は空気より重く地面を移動して遠方の着火源に到達して発火したりするようです。

つまり、その蒸気が空気より重いため、床面を這って、通路、排水溝など低い場所へ流れていくワケです。
だからその保管では【火気厳禁・高温厳禁・換気と静電気対策・密閉容器・直射日光回避・漏洩防止】が必要となります。

こんな液体を問屋が買い占めておけませんよねー
メチャクチャ揮発しやすいので、浮屋根式タンク、内部浮屋根タンク、固定屋根+蒸気回収設備などがあって初めて保管が可能となるようですから (◎_◎;)

ナフサは常温で液体なんですと。
だから冷却設備は不要なんす。しかし、揮発した蒸気の部屋を作らない為に液面に屋根を浮かせて爆発リスクを低減しつつ、品質維持ができるという手法でしか保管できません。

液面とタンク天井にスキマがあると、どっかーん!!!

うんうん。ナフサは国家備蓄原油みたいなものとは違うことですかね。
これも石油化学コンビナートに貯蔵されて毎日大量消費されています。ただ、大量消費すぎて、巨大タンクに見えても実際には「流量調整用の一時タンク」の機能がメインになっているようです。

冷静に見ていくと、ナフサ不足とは問屋が隠しているのではなく本当に供給量そのものが減る世界であることが解りました。誰かが売り渋りしているのではなく、本当に原油が日本へ入って来なくなっていることを実感しますね (◎_◎;)

【ナフサとオートバイの関係】

まずオイルというと「10W-40」とか、「15W-50」とか粘度の数字に目が行きます。
絶版車系あたりオイルの選択は比較的おおらかデス。20W-50でも動く。15W-40でも動く。

しかし近年の車両は違います。
まず燃費規制があります。そして排ガス規制がある。するとエンジンの内部抵抗低減が大切になってきます。その結果、「0W-20」とかの低粘度化が進んでいます。
そうなると、現代のエンジンオイルは単なる鉱物油を汲んできたものではないワケです。
■酸化防止剤
■摩耗防止剤
■極圧添加剤
■清浄分散剤
■摩擦調整剤
■粘度指数向上剤

今のオイルにはこれらが大量に入っておりマス。
そして、これらの添加剤は石油化学製品なワケです。粘度指数向上剤とかは高分子ポリマーでポリメタクリレート系。オレフィン共重合体系。(しらんけど×2)
これらはどこから来るか。石油化学、すなわちナフサなんでありマス。


次にナフサはオートバイ部品の原料です。オートバイのどこに使われる?

答え

「ほぼ全部」

「樹脂、外装、メーターケース、スイッチボックス、エアクリーナーボックス、カプラー、ゴム、タイヤ、Oリング、オイルシール、インマニ、ダストシール、塗料、接着剤、ブレーキパッド、シート表皮、潤滑剤、オイル、グリス、電装、配線被覆、ECU樹脂封止」

つまり、オートバイは鉄で出来ているように見えて実際はナフサの塊なんですな (;^_^A
これは、近年車両ほどナフサ不足の直撃を受けやすいという理屈です。専用油、超低粘度油、特殊樹脂、電子制御部品への依存が強いせいですな。。。

昔のオートバイは、
強度が必要なら鉄を厚くする、またはアルミを使う。そういう世界でした。
ですが現代は違います。

◆軽量化。
◆燃費向上。
◆排ガス規制。

これらを同時に成立させるため、材料そのものへ高性能が求められるようになったというコトです。
その結果、
■ガラス繊維入り樹脂
■PA66
■PBT
■PPS
■エラストマー複合材
などが当たり前のように使われています。(しらんけど×3)

つまり、昔は『設計』で解決していた問題を、今は『材料』で解決している部分が大きいのですわ。

こりゃあ、エライことになりました。。。

ナフサナイヨ~ (◎_◎;)

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